有名産地材なら丈夫で長持ち?

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有名産地材なら丈夫で長持ち?

よく「有名産地材は丈夫で長持ち」と言われているのを聞きますが、単純に産地だけで優劣を付けることはできません。

一般に公表されている木材の強度や耐久性を示すデータの読み方はとても難しく、たとえ一方の平均値が高かったとしても、個々の材料については優劣を付けることはできないのです。

たとえば、木材の強度は無欠点小試験体(断面寸法2〜3cm角程度)を用い測定しますが、同じ産地で同じ樹種であってもその強度には大きな違いがあります。

実際に使用される柱や梁では年輪幅や密度の違い、また通常避けることができない節などの影響を受け、無欠点小試験体から得られたデータと比較しても強度は低く、その変動も大きくなります。

同じ産地のものであっても生育地や地勢、生育中の手入れの仕方や樹齢など、強度に影響を及ぼす因子がそれぞれで違うため、大きなバラつきが出てしまうというわけです。

ちなみに、同じ産地の杉であっても、強度は平均値で±50%程度の変動があります。

言い換えれば、強度の平均値を100とすると最も弱いものは50程度、最も強いものは150程度となり、3倍もの違いがあるというわけです。

使用される材料一本一本の強度は壊してみなければわかりませんから、これから使おうとする材料の正確な強度を知ることは難しいことなのです。

さらに、木材の強度に影響を及ぼす主な因子には密度、年輪幅、節、その材に含まれている水分量(含水率)、そしてその材が使用される環境(温度や湿度等)がありますから、単純に産地や樹齢で強度や耐久性を決めることはできません。

尚、年輪幅においては造林スギやラジアータパイン、米松のように異常に成長の旺盛なものと、そうでないものを比較した場合、強度性能に影響を及ぼす傾向が強いと考えられていますが、強度性能は製品化において採材された部位が髄(樹心)からどのくらいの距離にあるか、節の大小、密度なども相互に影響してくるため、単純に年輪幅のみを尺度にした明確な等級区分はありません。

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