集成材の強度は無垢材の1.5倍?

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集成材の強度は無垢材の1.5倍?

集成材を使っている多くの業者が「集成材の強度無垢材の強度の1.5倍」と説明しているようですが、残念ながら誤りです。

この「集成材の強度は無垢材の強度の1.5倍」というのは、旧日本農林規格(JAS)で構造用集成材1級の曲げ強度が、普通の無垢材の1.5倍に設定されていたことによります。

集成材も無垢材も使用する材料の強度は、一本一本破壊試験をしてみなければわかりませんから、それらを構造材として使おうとする場合、たとえ最も弱い材料にあたったとしても、安全が確保できるよう、統計的な下限値で強度が決められていたわけです。

同じ樹種の原木から作られた無垢材と集成材の強度分布を比較してみると、集成材は無垢材より平均値はやや高いものの、あまり変わらないという試験結果が公表されています。

ただ、集成材は積層による材質の平均化と節など欠点の除去、分散から強度のバラつきを少なくすることができ、最も低い品質の耐力性能を無垢材より高くすることができるため、両者の材料強度を上記のように設定していたわけです。

しかし、1999年日本農林規格は大幅に改定、2002年にも小改定がありました。

また、強度は曲げ強度だけでなく、引張り強度や圧縮強度、せん断強度もありますから、一口に強度という言葉だけで片付けられるものではありません。

さらに、家全体の強度は一本の集成材や無垢材で決まるものではなく、乾燥具合や接合部の施工方法、施工技術、そしてその材料がおかれた環境やその後のメンテナンスにも大きく影響を受けますから、単純に比較できるものではないということです。

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