土台は薬剤処理すれば大丈夫?

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土台は薬剤処理すれば大丈夫?

単純に土台薬剤処理した材料を使えばいいというものではありません。

木材を防腐・防蟻薬剤処理する方法には木材表面に塗布する方法、吹き付ける方法、薬液中にひたす方法、そして圧力を加え強制的に薬液をしみ込ませる方法があります。

確かに、木材表面に塗布、また吹き付けた場合や薬液中にひたした場合に比べ、加圧することによって薬液を木材内部にしみ込ませる加圧注入土台の方が耐朽性が高いという結果は出ていますが、組み立ての際、木材と木材を接合するために凹凸加工された接合部からシロアリに入られ被害を受けていたり、十分に薬液がしみ込んでいない部分が腐ってしまっているケースが確認されています。

薬液を木材表面に塗布する方法や吹き付ける方法、薬液にひたす方法はもちろんのこと、たとえ加圧し薬液を注入したとしても、内部まで完全に、また均一にしみ込ませることは容易ではありません。

天然材料である木材は同じ樹種であっても個体差が大きく、薬液のしみ込み方にも大きな差が生じてしまいます。また、使用する薬液によっても浸潤度(しみ込み具合)に違いがあります。

実際に使用するすべての材料を切断し浸潤度を全数検査するわけには行きませんから、いずれの木材も内部まで完全にしみ込んでいるかどうかを確かめることは不可能です。

尚、加圧することにより薬液が内部にしみ込むことで、雨水など水分による溶脱(溶け出すこと)や熱、光、微生物などによる分解は生じにくくなるという実験結果が(独)森林総合研究所等から公表されてはいますが、その実験が開始されてからまだ20年程度しか経っていないのが現状です。

その他、木酢液やヒバ油等、天然由来のものや燻煙乾燥材も野外杭試験の結果、長期間の耐蟻性は期待できないという結果が発表されています。

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